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kdumpが想定通り機能するかのテスト方法が理解できる |
目次
カーネルをクラッシュさせ、kdumpさせる方法
実際にカーネルがクラッシュします。
機能確認であれば、テスト環境等でのみ実行することをお勧めします。
STEP
kdumpサービスが起動していることを確認する
systemctl is-active kdump
コマンドを実行し、kdumpサービスが「active」であることを確認します。
# systemctl is-active kdump
active
STEP
SysRqを有効化する
echo 1 > /proc/sys/kernel/sysrq
コマンドを実行し、
SysRq(マジック SysRq)を有効化することで、Linux カーネルに対して直接命令を渡せるようにします。
※このコマンドでの設定は一時的なものでリブートすると元の値に戻ります。
設定変更後、sysctl kernel.sysrq
コマンドで設定が変更されていることを確認します。
# echo 1 > /proc/sys/kernel/sysrq
# sysctl kernel.sysrq
kernel.sysrq = 1
STEP
Linux カーネルを強制的にクラッシュさせる
先ほど有効化したSysRqの機能である「c(カーネルをクラッシュさせる)」を実行するためにecho c > /proc/sysrq-trigger
コマンドを実行します。
コマンドを実行した瞬間にカーネルがクラッシュします。
# echo c > /proc/sysrq-trigger
STEP
クラッシュダンプを確認する
/etc/kdump.conf
で設定した出力先にクラッシュダンプされていることを確認します。
# tree /var/crash/
/var/crash/
└── address-YYYY-MM-DD-HH:MM:SS
├── vmcore
└── vmcore-dmesg.txt
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