【Linux】言語(ロケール)を英語に変更する方法

Linuxで言語(ロケール)を英語に変更する方法
この記事を読むと・・・
Linuxの言語を英語に変更する方法が理解できる
目次

利用可能な言語を確認する

現在利用可能な言語はlocalectl list-localesコマンドで確認することができます。
言語の設定を変更する場合は、この中から選択することになります。

# localectl list-locales
C.UTF-8
ja_JP.UTF-8

「ja_JP.SJIS」はデフォルトでインストールされていると思ったのですが、どうやらRed Hat 製品では、UTF-8 以外の環境は現在サポートされていないようです。変更により問題が発生してもサポート対象外となってしまうようなので必要な方はご注意ください。
日本語ロケールに ja_JP.SJIS を使用するように設定する

追加の言語をインストールする

en_US.UTF-8(英語UTF-8)」を使用したい場合、追加のパッケージをインストールする必要があります。
※OSインストール時の設定によりインストールされている言語は異なります。
yum install -y glibc-langpack-en コマンドで「en_US.UTF-8(英語UTF-8)」をインストールすることができます。

# yum install -y glibc-langpack-en
依存関係が解決しました。
================================================================================
 パッケージ             Arch        バージョン         リポジトリー       サイズ
================================================================================
インストール:
 glibc-langpack-en      x86_64      2.34-40.el9        InstallMedia      667 k

トランザクションの概要
================================================================================
インストール  1 パッケージ

合計サイズ: 667 k
インストール後のサイズ: 5.7 M
パッケージのダウンロード:
トランザクションの確認を実行中
トランザクションの確認に成功しました。
トランザクションのテストを実行中
トランザクションのテストに成功しました。
トランザクションを実行中
  準備             :                                                        1/1
  インストール中   : glibc-langpack-en-2.34-40.el9.x86_64                   1/1
  scriptletの実行中: glibc-langpack-en-2.34-40.el9.x86_64                   1/1
  検証             : glibc-langpack-en-2.34-40.el9.x86_64                   1/1
インストール済みの製品が更新されています。

インストール済み:
  glibc-langpack-en-2.34-40.el9.x86_64

完了しました!

「en_US.UTF-8(英語UTF-8)」がインストールされ、使用可能であることをlocalectl list-localesコマンドで確認します。

# localectl list-locales
C.UTF-8
en_AU.UTF-8
en_BW.UTF-8
en_CA.UTF-8
en_DK.UTF-8
en_GB.UTF-8
en_HK.UTF-8
en_IE.UTF-8
en_NZ.UTF-8
en_PH.UTF-8
en_SC.UTF-8
en_SG.UTF-8
en_US.UTF-8
en_ZA.UTF-8
en_ZW.UTF-8
ja_JP.UTF-8

システムの言語設定を確認する

現在の言語設定はlocalectl statusコマンドで確認することができます。
「System Locale」部分が現在のシステムの言語設定です。この場合「ja_JP.utf8(日本語UTF-8)」が設定されていることになります。

# localectl status
   System Locale: LANG=ja_JP.utf8
       VC Keymap: jp
      X11 Layout: jp

システムの言語設定を変更する

システムの言語設定はlocalectl set-locale LANG=文字コード で変更することができます。
「en_US.UTF-8(英語UTF-8)」にシステムの言語設定を変更します。
※コマンドは実行しても特に何も出力されることはありません。

# localectl set-locale LANG=en_US.UTF-8

現在のシステムの言語設定が変更されたことを確認します。
「System Locale」部分が「en_US.UTF-8(英語UTF-8)」になっていることを確認できます。

# localectl status
   System Locale: LANG=en_US.UTF-8
       VC Keymap: jp
      X11 Layout: jp

設定を変更しても、そのセッションではシステムの言語は古い状態になっています。
一度ログアウトして再度ログインしてみてください。言語が変わっていることがメッセージから確認できるかと思います。
また即時にシステムの言語設定を反映したい場合はsource /etc/locale.confを実行することで最新の言語設定が読み込まれるので変更を確認できます。

# date
2023年  2月 25日 土曜日 01:46:59 JST

# source /etc/locale.conf

# date
Sat Feb 25 01:47:40 AM JST 2023
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